大阪星光学院が初の1位に
7位までを占める関西勢

2019年は、大阪星光学院が初の1位となった。ベスト5の常連校だが、最高でベスト3という状況についに終止符を打った。

後日掲載する「医学部合格力」でも、17位→17位→14位から5位へと大躍進している。

大阪の原点ともいうべき上町台地で、大阪ナンバーワン私立女子高の四天王寺とご近所同士だが、あちらの医学部熱が伝わったのかもしれない。

公立校を含めたベスト10のうち7校までが京都・大阪・兵庫・奈良で、今回も関西勢がランキング上位を制覇している。

今回のもう1つの注目校は5位の洛星である。かつては京大に入るなら洛星というイメージが濃厚にあったのだが、ここ数年は同じ京都の洛南や大阪のトップ府立高が京大合格者ランキング上位を占めていたため、影が薄かったのも事実だ。

上位には男臭い学校が並んでいる。その中で唯一、女子が頑張っているのが7位の東京藝術大音楽学部附属だ。ここはいくら塾で勉強しても入れない、音楽家のエリート校であり、毎年9割の生徒は東京藝大に進学している。

関東勢では、4位の筑駒はともかく、開成がベストテンに復帰した。京都の超人気公立校である堀川も10位にランクインだ。

19年は慶應義塾湘南藤沢特需で、ライバル栄光学園と受験者を分け合った11位聖光学院は50以上もランクアップ! 東大と京大の合格者数をそれぞれ72人→93人、3人→8人へ伸ばしていることもランクを上げた要因だろう。

同様に13位の県立岐阜、20位の国立広島大学附属が大躍進組だ。京阪間にある23位府立茨木は、120以上もランクを上げて昇り竜のような勢いである。

19年の東大合格者実績を見てみると、8位開成の186人を筆頭に、4位筑駒119人、76位麻布100人、これに先の聖光学院が続き、そして116位渋谷教育学園幕張72人、女子御三家59位桜蔭の66人と続いている。

京大については、18年の84人から人数を減らしたものの、19年も9位北野が72人でトップを維持、以下、2位東大寺学園68人、96位洛南64人、10位堀川51人、1位大阪星光学院と70位膳所が各々50人となった。

名門公立高が存在感を示す
地元旧帝国大学の合格実績

一方、旧帝国大学に多くの合格者を出して、ランクアップの原動力とする傾向は、地元の公立進学校では基本となっている。

北海道大は93位札幌北が106人と3桁を維持。18位札幌南の88人、151位札幌東の81人、158位札幌西の72人と、サッポロ東西南北が圧倒している。高校の偏差値を見ても、北が南の上にある。続く149位旭川東の41人とは差が開く。

東北大は、30位仙台第二が98人、84位仙台第一は前年比18人増の81人で、仙台のツートップが変わらぬ強さを発揮した。隣県から43位秋田が56人で、東北大のベスト3となっている。

名古屋大は、25位岡崎が88人と17人も増やしてトップとなった。98位明和も71人で、48位一宮と69位刈谷を上回った。いずれも愛知の県立高である。

九州大は99位修猷館が126人といつもながらの大量合格者を出している。次いで、100位筑紫丘が110人、60位福岡が102人と3桁トリオ。各学区トップ校の優位は揺らがない。北九州からは64位小倉が上位に。24位熊本が60人で迫っている。